お客さんに、全国的な活動で知られる大手の患者会があります。彼らの重要な活動の一つが「勉強会」。定期的に複数の専門医を招き、最先端の治療動向を1時間ずつ講義してもらい、そこに参加者からの質疑応答があるという本格的なもので、まさに「患者中心」の医療の1つの形です。ただ、全国で活動しているとはいえやはり東京・大阪での開催が中心となってしまい、地方メンバーへの便宜がなかなか図れないという悩みが。そこで、その内容を高画質の動画にして全国津々浦々に配信するサービスを考えるに至り、ご相談を受けました。
 
streaming mobile phoneまず最初に考えたソリューションは、講義の動画ファイルを閲覧者にダウンロードさせて、ローカルで動画再生ソフト(主に所持率の高いWindows Meida PlayerやReal Player)でゆっくり再生してもらう、という簡便な方法。HTMLで動画ファイルをポイントするだけなので、提供側には何の面倒もありません。手元の動画ファイルを2種類に変換さえすれば終わりなので楽。が、この方法はせいぜい動画ファイルが1-2分程度、せいぜい3分程度の場合まで。それ以上の長さであれば、利用者がファイルまるごとダウンロードする間が全て「待ち時間」になってしまい、不都合のきわみです。例えば、1時間ぐらいの動画だと、利用者の回線速度によっては20分以上じーっと待つことになり、どう考えても利用者中心とは言えない。「患者中心」を標榜しているのにこれはまずい。
 
加えて、ダウンロード時間がかかること以外にも問題が。上記の動画再生ソフトはポピュラーではありますが、最近のネット初心者はその存在すら知らないことも。理由は簡単で、いまやネット上で「動画再生」と言えばフラッシュの動画形式を指す場合が多く、これはソフトを別に用意しなくても、どのブラウザでも標準で見られる形式になっているからです。初心者だろうが上級者だろうが、利用するブラウザがIEだろうがChromeだろうがSafariだろうがFirefoxだろうがOperaだろうが、普通にフラッシュが見れる時代です。普及率が実に99%以上であり、超ユーザーフレンドリー!患者会関係者は高齢の方も多いので、別途ソフトを用意したり…ってのは利用者には面倒です。故に、この案はやっぱり却下なのです。ある大手の患者支援系財団はこの方法を採用していますが…。
 
次に、YouTubeなどが用いる方法で、プログレッシブ・ダウンロードという手法を考えました。これもやはり、動画ファイルをブラウザが手元にダウンロードする必要があるのですが、最初の方法と違うのは、ダウンロードの間は「プログレッシブ(progressive)」、要するに「漸次的に」ではあるけど、じりじりと動画をブラウザで見ることができる点。皆さんもYouTubeで体験してますよね?なので、大きな動画を見ている最中に「早送り」をしても、そこまで動画ファイルのダウンロードが終わってなければ、結局待たされるはめに。
 
だから、動画ファイルの長さもせいぜい5-10分程度のものが圧倒的に多く、例外でも20分程度までとなります。それ以上だと、ダウンロードするには変わりないため、結局ずーっと待たされるはめに。1時間の動画だと、やはり開始までには5分程度の待ち時間となることもあり、利用者中心ではないですよね。って言うか、環境に対してファイルがでかすぎるのです。
 
ついでに言えば、提供者側から言っても、この方法では回線の帯域を占領されてしまうことになってしまいます。YouTube並みのえげつない巨大サーバー資源と帯域資源があればそれでもよいですし、実際、それほど問題ありませんよね。でも、普通の法人サーバー程度では、動画が1時間もあり、ファイルが30、40と増えていけば、そこでの運用は現実的ではない。
 
で、どうするよ?ま、まさか、動画のストリーミング配信?Gyaoなどが映画配信なんかで利用するあれ?確かにあれだと、動画ファイルを全て読み込まなくてもすぐに再生が開始され、早送り操作をしても、そこまでファイルがダウンロードされている必要もないため、利便性がはるかに高い。「動画ファイルの提供」と言うよりも、まさに「映像の配信」です。その動画ファイルを普及率99%のフラッシュ形式にすれば、利用者の利便性もすこぶるアップ!まさに顧客中心!
 
そして、すぐに気付くのです。ストリーミング配信のためには高度なストリーミング配信サーバーを立てる必要があるという技術的な困難さに。そして、フラッシュ動画の配信を選ぶなら、開発元のアドビ社が準備するFlash Media Serverという配信サーバーがありますが、安くて●●万円、下手すりゃ100万円を超えるというえげつない仕打ちに!
 
…なんとか高度で安定性の高い動画ストリーミングを、予算規模の小さな患者会に安価で提供したいのう…と思い悩むのに数時間しかいらないところが、21世紀のネット社会におけるIT知識ですね。ソリューション、見つけました。(続く)
ブログトップへ
「security audits」と言います。

よく使われる0-1024までのportは無論のこと、そこに脆弱性の多い1500以上のportをチェック。
それだけならただの「free port scan」なので、PC向け。

で、「standard」テストの場合、実に32,169の脆弱性についてテストしてくれます。
実際、わずか直近の30日間の間に709 new tests in the last 30 days

加えて嬉しいのが、DOS(Denial of Service)テストまで付加すること。これは、ご存知のようにサーバーに高負荷をかけるため、外すことも。

無料なのだが、ポイントは「サーフできるportからしかで

 blog update calendar

June 2019
MoTuWeThFrSaSu
272829303112
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930