AIに効く作戦は人間には効かず
(info source: https://gigazine.net/news/20230220-go-human-victory/ )
(image source: UnsplashのAndrea De Santisが撮影した写真)
なかなか面白くなってますね。ただ、ここで勝った負けたよりも大事なのは、”AIの欠陥を発見した研究会社のFAR AIで最高責任者を務めるアダム・グリーヴ氏は「この勝利によって、OpenAIのChatGPTなど現在広く使われているほとんどのAIシステムに共通する弱点が浮き彫りになっています」”という点です。
この弱点というのは同時に、あくまでも 「AIにとっての弱点」を突くという方法であるため、人間相手に行っても意味不明な手なので、無視されて効果が無いという点も、認知科学的には非常に示唆的ですね。やはり、人間の学習過程、我々の認識とはまた異なるエリアでAI は人間を模倣し凌駕しているということがよくわかります。
むしろ、だからこそおもしろいんですけどね、学習プロセスを理解しようとする科学者たちにとっては。つまり、人間を完全に模倣するということができれば、それはそれで人の学習プロセスが理解できるため大事ですけど、それとは異なる方法で、能率よく学習ができるという規範的プログラムは、そちらもそちらで非常に大きな果実なのです。