Bukit Jalilで「ジャパンフェスタ」…ASEANでまだまだ売れる日本ブランド

マレーシアはご存じ物凄い親日国家なので、「日本ブランド」は極めてパワフルだ。国民総じて日本の漫画もアニメも大好きだし、うまい寿司を求めて出歩く。中流階級以上になると、確実に過去3回は日本旅行をしている。毎年行くぜというツワモノもそんなに珍しくなく、「もっとマイナーで面白い場所を教えろ」と圧をかけてくる。特に私の周りにはグローバル家系な中国系家族が多いため、日本語が問題なく喋れる人すら結構いる。

今回も、大きなジャパンフェスタがあるというのでBukit Jalilに家族で出かけた。日本食の出店がそこかしこにオープンし、コスプレ大会も行われるのだが、いまいち完成度は高くなく、手作り感が満載なのがとてもマレーシアらしくてかわいい。ここでも「楽しんだもの勝ち」というマレーシアらしさが出ており、みなさん大いに楽しんでいて見ているこちらも楽しかった。

これはマレーシアだけではない。ASEAN全般に言えることだが、まだまだ日本ブランドは売れる。だが、日本列島で待っていても、来てくれるのは観光客だけだ。ビジネス、文化交流、学術交流をしたいのであれば、その優れたブランドを英語でしっかり説明できるコミュニケーションと共にくればいい。今回もそれを痛感した。

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