「ワーケーション」狂騒曲
いわゆる「ワーケーション」に飛びつく地方と実際の数字とのギャップについて、整理された考え方だと思います。【ワーケーションが関係人口拡大や企業誘致、ふるさと納税アップにつながる、という論理は「風が吹けば桶屋が儲かる」くらい小さな可能性で筋が良い施策とは言えません。】という指摘はもっともで、ここ多度津町や隣の三豊市または丸亀市にも、この辺りをはき違えた動きが見えます。田舎は「はこもの起業」ですら比較的コスト低く始められるので、そこに保守的な「右に倣え」ムーブが合体すると、数年後には目も当てられぬ風景が展開する恐れもある。
https://note.com/tazzyjpgl/n/n67784c08969d
一方で、ちゃんと周囲の数字を見ながら論理を詰めて考えている起業家たちは、ワーケーション事業においても変にメディアに踊らされずに足元を見て、借入を立て修正を繰り返しながら進んでいます。そういう方たちはほぼ全員が、「いちど外に出て戻ってきたローカル人」であり、「地元の力」をとても冷静に判断しているため、我々のように外から来た人間とも有意義な対話ができます。
【ワーケーションに限らずですが、苦しいとき、考える力が落ちてきた時ほど”起爆剤”に期待してしまいます。ただその”起爆剤”は往々にして自爆剤であって、自らの寿命を縮めます。】は、まさにその通りだと思いますね。「ワーケーションと『移住』とは別物」という当たり前の事実を基に、引き続き精進したいと思いますね。