カリフォルニアから逃げる人々はテキサスへ?|Exodos to Texas from CA
日本にはあまり伝わってこない情報でしょうけど、カリフォルニアのアメリカ合衆国における総合的な地位が再考されています。その結果 多くのカリフォルニア人が東へと移住している。中でもテキサスへ大きな割合で動いてますね。
無論 未だにシリコンバレーは健在ですけど、むしろそうした イノベーションがとがって動きすぎているという点も理由の一つとして、普通の人が住みにくくなっているんですよね。
何より指摘されるのは、住居費用の高騰です。そして税金は下がらないし 物価も上がっています。
シリコンバレーで著名な会社に勤めていれば、初任給が1500万円あたりからスタートなので問題ないんでしょうけど、さすがにそんなのは上澄みなので、大変住みにくい環境にあるとは言えます。私がベイエリアに住んでいた25年前とは状況がまったく異なるんですよね。
もちろ、それはベイエリアと言われる サンフランシスコ湾岸の話なんですけど、それが少しずつ広がっているため、似たような トレンドは 田舎を除くカリフォルニアの街には波及していると見ていいと思います。
それと比べるとテキサスは大きな州ですし、税率も カリフォルニアほど高くなく、もちろん物価も安い。強烈に尖った会社がひしめいているわけではないですが、大企業も含めて安定的に良い会社もたくさんあり、成長しています。住居問題もそんなにひどくない。
この辺り、もちろん カリフォルニア州の政治家は気付いていて 何とかしようと工夫をしています。住みにくい場所からは結局、人が離れていくので、イノベーションも鈍化してしまいますからね。
(Photo by Denys Nevozhai on Unsplash)