第9回コーチングサロン「21世紀的対機説法」は「リーダーシップを発揮しちゃおう~自信教人信~」で開催されました。

やたらと軽いタイトルで始まった今回のコーチングサロンですが、内容は至って真面目なものでした。もちろん、関西人3人の語らいから「笑い」が外されるはずもなく、いつも通りに明るく笑いの絶えない議論が展開されました。

「リーダーシップ」が、一部の選ばれた人だけが持つ特殊能力と考えられていたのは遠い昔。戦場におけるリーダーシップの多くは「管理職シップ」であり、21世紀型のリーダーシップの参考にはあまりなりません。その大きな理由は、「ヴィジョン」の欠如にあることでしょう。

戦場では「敵兵を駆逐し戦果を挙げること」以上の集団的ヴィジョンはありません。故に、事前設定された砲弾などの兵装、兵の数、兵站の量、予算、などのリソースを「どう管理するか」が最重要となり、「戦術」に特化されます。それと比較される「戦略」が表に出るのは、やはり、21世紀型の「ヴィジョン」や「パーパス」を伴うリーダーシップを語る文脈でしょう。

違う角度で言えば、「WHY?」のリーダーシップです。経営学や組織心理学における「リーダーシップ」の考え方も多く提示されました。

仏教の文脈からは、浄土真宗の初期リーダーシップが話題になりました。祖である親鸞聖人のリーダーシップと、中興の祖である蓮如上人とのリーダーシップの性質の違いの議論にも多くの時間が割かれました。

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