6桁の給与よりも一杯の喉越しを…Jim Kochの立志伝
Jim Kochさん、米国ビジネス界では立志伝中の人物なんですが、「サミュエル・アダムズ」という、とても有名な老舗のボストン・ラガーを作る会社(Boston Beer Company)を立ち上げて今のステータスにまで持ってきた、非常に優れた、幸せな経営者です。
我々米国の大学生たちは、このビールのsignature lagerを「オヤジ」と愛称して(ラベルがSamuelのオヤジなので)、よく仲間で痛飲していました。重くて美味。こいつと一緒に、Berkeleyで外せなかったのは「Sierra Nevada」ですかね。CA州のChicoに本社がある、Californiaビールらしいビールで、ガツンと来て美味しかったなぁ。ここで鍛えられた社員が、結構独立して自分でbrewaryを作るんですよね。実は、私が過去に住んでいた川崎市高津区にあった地ビールの会社も、創業者はChicoで働いていた方でした!
そもそも「アメリカのビールは薄い」というのはよく聞く話で、飲兵衛には物足りない。Wyoming州で暮らしていたときは、ルートビールは甘いし、学生が飲む「いかにも」なBudweiserやCoorsは「水」みたいで好きになれなかった(「お前らが飲むビールより、炭酸飲料のMountain Dewの方がよっぽど濃いわ!」と悪態ついてた)ので、「water」として忌避してました。で、ビール好きの学生(heavy metal好きのAndy)から教えてもらい、わざわざCanada最古brewaryである「Moosehead」を好んで飲んでました。それにしても、名前が「シカの首」みたいなビールってどないやねん…。
おっと、話がずれてしまいました。Jimの会社は、もちろん利益も出すのですが、彼の記事の中での満面の笑みが、「単純な稼ぎの金額」よりも「やりがいと幸福」を示唆しています。いい物語ですよね。
(photo credit: UnsplashのSpenser Sembratが撮影した写真)
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