イノベーションと幸福学の大家
ご存じ「幸福学」の大家であり、私の前の職場ではセンター長として上司でもあった前野先生のインタビューです。イノベーションについても多くの著作や発表がある方ですが、これまであまり語ってこられなかった過去についても触れているので、前野ファンのためにシェアしておきます。発言が日に日に「Master of Happiness」に近づいてる感じがしますねえ。
https://www.lifehacker.jp/2021/05/234575takashi_maeno_1.html
【平均寿命から考えると、いま59歳の私の余命は25年です。一方で、やりたいことは2万年分くらいありますから、最近は仕事や私生活において迷う時間がもったいない。】…2万年というのが凄いですね。工学博士なので、案外ちゃんと計算してそうな気も。
【最近になって気付きましたが、中2から幸福学をはじめる45歳までは、ずっと自分に嘘をついていた。輝いた人生に見えるかもしれませんが、ずっと挫折していたんですね。】…ここまで強い表現は今まであまり使って来てなかったので、やはりCovid-19による諸々のインパクトが、彼に「さらに正論しか言わない」ことを促してるのでしょうか。
【このような時にこそ「どう生きるか」といった、根本的なことについて考える必要がある】というのは強く同意します。この1年間強の間、さんざん使い古されてきた言葉ですが、ますます賛同者は増えているのではないでしょうか。ちょっと意識の高い自分を少々「upwardにカイゼン」すれば幸せ…という段階は随分以前に終わっているのでしょう。「根っこからヘンカク」する気概が必要でしょう。イノベーション文脈だと「変革」は「『変』態へ向けて『革』新する」というですね!